引っ越しや買い替えでテレビを処分しようと思った時、ふと「あれ? どうやって捨てるんだっけ?」と思ってしまうことありますよね。
実はテレビは家電リサイクル法の対象になっていて、市町村の粗大ゴミでは出せないんです。
今回は、そんなテレビを出来る限り費用をかけずに処分する方法をご紹介します。
こんにちは。
コブツマニアの榛田(はりた)です。今回は、デジタルテレビやブラウン管テレビの処分方法をご紹介します。
テレビの処分方法と費用は?
テレビを処分するための方法は6つあります。
それぞれどんな方法で費用がどれぐらいかかるのか見てみましょう。
①購入した店に処分を依頼する(550円~1650円)
処分しようと思っているテレビを購入したお店に処分を依頼する方法です。
こちらは実際の店舗だけではなくネット通販でも可能。
リサイクル料金と運搬料がかかりますが、引き取りに来てくれるので手軽にテレビを手放せます。
ただ、購入したお店がなくなってしまっている場合には使えません。別の方法を検討しましょう。
②新しいテレビを購入する店で処分してもらう(550円~1650円)
テレビを買い替えする際に使える方法です。
新しいテレビを購入したお店に古いテレビの処分を依頼しましょう。この場合、古いテレビを購入した店と違う店舗でも大丈夫です。
ただ、こちらは無料ではありません。店舗により異なりますが、およそ550円~1650円の運搬料やリサイクル料金がかかります。
③リサイクルに出す(無料~)
まだ使えるテレビである場合には、リサイクルに出すこともできます。
ネット、フリマアプリ
オークションやフリマアプリを使ってテレビを売ることができます。
メリットとしては、手軽に出品できる上に費用もかからず、落札金額次第ではプラスになる可能性があることです。
デメリットは、使い慣れていない場合テレビの梱包に手間取ることが考えられます。
また、見知らぬ人に渡すことになるので、後日「動かない」などトラブルが起きた場合にも当事者同士で解決せねばならない点です。
他にも、出品はしたもののいつまでも落札されないケースもあります。
ネットやフリマアプリで処分をする際には、メリットデメリットをよく考えてからにしておきましょう。
リサイクルショップ
当人同士でのやりとりが怖い場合には、リサイクルショップに持ち込むこともできます。
注意したいのは5年以上前に製造されたテレビは引き取ってもらえない可能性があることです。
テレビはおよそ3年から5年の使用に耐えられるよう作られています。
そのため、リサイクルショップに持ち込んでも買い取ってもらえないかもしれないのです。
リサイクルショップで処分を希望する場合には、事前に買取可能か問い合わせをしてからにしましょう。
わたしたちコブツマニアでも中古のテレビの買取を行っております。
中古テレビの買取価格などの詳細は「テレビの出張買取」ページでご確認いただけます。
④市区町村に問い合わせる(1870円~2970円+運搬料金/大阪市の場合)
粗大ごみとして回収できなくなってしまったテレビですが、自治体によっては自治体が指定した回収業者が回収してくれることもあります。
ご自身がお住まいの市区町村に問い合わせてみましょう。自宅まで引き取りを依頼する場合には、運搬料金がかかります。
大阪市に住んでいる場合は、下記のサイトで指定業者を探すことができます。
大阪市公式HP
⑤指定引き取り場所に持ち込む(リサイクル料金のみ)
自治体が指定している引き取り場所に自分でテレビを持ち込む場合は、リサイクル料金だけで済みます。
お住まいの自治体の指定引き取り場所は、「指定引取場所検索」で検索できます。
郵便番号からも検索できるので、最寄りの指定引き取り所を探してみるのもいいでしょう。
⑥不用品回収業者に回収してもらう
民間の不用品回収業者にいらないテレビを引き取ってもらうこともできます。
この場合、リサイクル料金はかからず、代わりに回収料金がかかります。
買取を行っている業者の場合は買取してくれることもあるので、手軽にテレビを処分できます。
不正な業者に注意!
不用品回収業者の中には無許可で回収を行っている業者もいます。
無許可で不用品回収をしている業者に間違って依頼をしてしまうと、高額請求や不法投棄など思わぬトラブルに巻き込まれる恐れもあります。
普通の業者は「一般廃棄物処理業」の許可を得ていたり、その資格を持っている業者と連携したりしていますので、依頼をする前に確認しましょう。
私たちコブツマニアも許可を得ている業者と連携しています。テレビの処分でお困りの際はぜひご相談ください。
ブラウン管テレビの場合は?
「実家の物置からブラウン管テレビが出てきた…。どうやって捨てていいのかわからない」というご相談を受ける場合があります。
実は、これまでお話してきたテレビは、液晶・プラズマ・ブラウン管とどのテレビでも対象になります。
昔は粗大ゴミとして捨てることができたテレビですが、今では捨てられないので注意しましょう。
なぜテレビを粗大ゴミで捨ててはいけないの?
かつては一般家庭から出る粗大ゴミは各自治体で処理をしていました。
しかし、粗大ゴミの中には冷蔵庫やテレビのように固くて粗大ゴミ処理場でも処分に苦労するものが多数ありました。
特に家電製品は有効利用できるものが多いにも関わらず埋め立てられていたのです。
そこで1998年(平成10年)、ゴミの削減や資源のリサイクルを目的として家電リサイクル法が制定されました。
一般家庭や事務所で不用になった家電製品(エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)で使える部分や材料をリサイクルして、ゴミを減らすと同時に資源の有効活用をするための法律です。
テレビは家電リサイクル法の対象商品なので粗大ゴミには出せません。正しい方法で処分しましょう。
まとめ
以前は粗大ゴミとして捨てることのできたテレビですが、今では処分方法が限定されています。この記事を参考に適切な処分方法を選びましょう。